Co.koroカウンセリング研究会
Co.koroカウンセリング研究会ではカウンセリングや心理療法がより有効に機能するために必要なコミュニケーションの技術を、すぐに実践できるよう具体的にトレーニングし、修得していただくための学習会を開催しております。
ここで学んでいただける技術は心の問題を援助するという大変なプロセスの中で、そのプロセスをスムーズに自然に、そしてクライエントさん(患者さん、生徒さん、問題を抱える方々のご家族など)の負担を最少に有益な変化を迅速に引き出すために有効なことは何かを追求することから発展してきた技術です。
あらゆる問題解決方法の多くは、問題の原因を明確にして、そして、その原因を取り除くことです。しかし、多くの心の問題の原因は、明確になったとしても、それを取り除くことが不可能であったり、出来ない場合がほとんどです。
援助者(セラピスト、医者、看護師、ワーカー、教育関係、福祉関係など)が原因を追求するためのコミュニケーションをすることで、クライエントさんの精神的負担が増え、現在の症状をより悪化させるケースもあります。
そのような時、援助者が問題の原因の追求ではなく、問題があっても少しでも機能しているところ、問題があっても少しでも楽しく過ごせているところに注目してゆきます。そして、今の問題に対し今よりも悪くならないための努力や工夫、問題に対して今迄どのように対処しながら耐えてきたのかにも注目してゆきます。そしてクライエントさんが自分に対する自信を回復してもらえるようにサポートします。
この学習会の目的は、クライエントさんの自己肯定感を高め問題対処能力を高めるための技術を習得していただくことです。
Counseling room Co.koro 濱田 恭子
Co.koroカウンセリング研究会で取得していただける技術
■心地よく話せる技術 - クライエントさんとの同調、違和感をあたえないために -
リラックスして話せる雰囲気を作るためのアプローチの練習をします。バーバル(言語)コミュニケーションを同調させるトレーニングやノンバーバル(非言語)コミュニケーションを同調させるトレーニング、考え方や価値観を同調させるトレーニングなどです。
■肯定する技術 - クライエントさんの体験を成功体験にするために -
現在問題を抱えているクライエントさんは、問題に対してどんな形であれ、なんとか対処している人です。セラピストがしっかりと患者さん自身を肯定することができれば、患者さんは、苦しい中でのちょっとした楽しみや興味、少しだけれど現在出来ていること、少しは今の自分ががんばれていること、過去の自分が乗り越えてきたことなど、自分の持っている力について自然に語ることが出来、自分の持っている力に少しづつ気づきはじめます。クライエントさんにイヤな思いをさせずに、自然に肯定する作業を繰返し行うための、フィットした、サイズの合った肯定の方法を練習します。
■自信を構築する技術 - クライエントさんの自信を高めるために -
肯定することによってクライエントさんの成功体験が語られます。その成功体験の中からクライエントさんの「力」を引き出し、その「力」が自信へと繋がるようにサポートします。そして、自信をひとつずつ丁寧に構築してゆきます。
■行動のためのプログラミングの技術 - クライエントさんが無理なく行動するために -
クライエントさんの望む行動を達成するために、始めの一歩から細かく計画を立て遂行するためのサポートをする。
Cokoroカウンセリング研究会では、ロールプレイを中心に、より具体的かつ実践的にコミュニケーションを学び、トレーニングを重ねてゆく学習会です。皆様の日頃の臨床のお役に立てるよう精一杯させていただいております。ぜひ、ご参加いただけると幸いです。
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